小泉農水大臣は新たに「随意契約」で売り渡す備蓄米について、スーパーでの平均価格の半額程度・5キロ2000円にする方針を表明しました。

小泉進次郎 農水大臣
「店頭で2000円、こういった形で提供できるように売り渡しをする。この目の前の異常高騰を何としてでも、あらゆる手を使って食い止める」

小泉大臣はこのうえで、「需要があれば無制限」としてきた放出量について、まずは30万トンの放出を表明。

対象は1万トン以上を扱える大手の小売り業者で、流通を妨げる要因とされている買い戻し条件はつけないことなど、来週月曜日に具体的な手続きを公告するということです。

随意契約の備蓄米が店頭に並ぶ時期は6月上旬を想定していて、「一日も早く並ばせるため、最優先に手続きを進める」と強調。

一方で、石破総理は昨夜、民放の報道番組で2000円の価格について「やってみなければ分からない」と発言していて、円滑な価格低下が実現するかは不透明です。