新潟県は23日に、新潟水俣病の患者として新たに1人を認定したと発表しました。
4年ぶりの認定となります。

これは、3月に開かれた新潟県と新潟市の認定審査会の答申を受けて県が認定したものです。
申請のあった24人について審査した結果、新たに水俣病患者と認定されたのは1人で、2021年以来4年ぶりとなります。
一方で14人については棄却。残る9人については判断が保留され、次回以降に改めて審査されます。

これまでに2767件の申請があった新潟水俣病。
認定患者は717人となりました。
今回の認定について新潟県の花角英世知事は、「一人ひとりの事情に配慮しながら丁寧な審査が行われたものと受け止めている。今後も引き続き、丁寧な審査を期待する」とコメントしています。