今、日本のスポーツ界の課題は「持続可能」がキーワードになっています。
各競技が、“より多く”の人に“より長い期間”楽しんでもらえるように様々な試みを行っています。
■高価硬式ボールを手縫いで再生 年間3万球を修繕
熊崎風斗キャスター:
SDGsとスポーツという観点で見ていきます。まず野球からいきますが、公式戦用の野球ボールは新品で約1500円。1球だけでは試合できません。しかも、少しでも汚れや傷があると試合では使えませんので投球練習用になったりします。そして、握ると違和感が出てくるまで使い込まれるとノックや打撃練習用になる。さらに縫い目や皮が破損してしまうと廃棄となってしまう。
高校野球部の監督に聞くと、部費の半分をボール代が占めている。ですからこのボールは非常に高いということです。

ホラン千秋キャスター:
ちなみに、廃棄に至るまでどれくらいのスパンで買い換えるのですか。
井上貴博キャスター:
チームによっても違うと思いますが、打撃練習とかに使うと2週間3週間でかなり劣化します。
俳優 鈴木福さん:
1回のキャッチボールでも、少しでもバウンドしてしまうとボールに傷がついてしまうので相当消耗が早いです。
熊崎キャスター:
廃棄になったものをよみがえらせる取り組みが行われています。それが「エコボール」=再生球というものです。
ほつれたボールを障害者就労施設で縫って、チームや学校へ返送する取り組みです。1球100円で修繕をしてくれて、高校野球部など全国416団体から依頼があり、年間3万球を修繕しているということです。
実際のものを見ていきたいと思いますが、修繕前は糸がほつれてしまって、それを手作業で縫っていくのですが硬式なので針がなかなか入らない、大変な作業です。修繕後、ほつれは全くなくなっていますし、破けてしまっているところは糸で補修をしている。

井上キャスター:
ここまで修繕してもらえれば、全く問題なく高校野球レベルの練習では使えます。
主催団体「就労ネットうじ」管理者
「野球部員全員が出迎えてくれて感謝の言葉を伝えてくれる高校もありました。それがうれしくてやりがいを感じる人も多い。中には1時間に15球縫える“職人技”の持ち主もいる」















