沖縄市の東南植物楽園で飼育中のカピバラ1匹の行方が、今月20日から分からなくなっている。園の外に逃走した可能性もあるとみて、警察が23日、見かけても触れないようにと注意を呼びかけた。
目撃した場合は、東南植物楽園または沖縄警察署に連絡してほしいとしている。
園によると、行方不明になったカピバラは8歳のオス「ちょむすけ」で、ほかの個体との相性が悪く、ふれあい広場には入らず、1匹のみ屋外で展示飼育していた。今年1月ごろ、屋外で冬の寒さにより体調を崩したため、病気療養中だった。
暖かくなり体調が回復したので、20日正午ごろ、飼育員がバックヤードに仮柵を作り日向ぼっこをさせていたが、30分後にいなくなっていることに気付いたという。バックヤードの裏手には川があり、そこから外に出た可能性があると見ている。
カピバラは自分から人に襲いかかることはないが、嫌がると咬む可能性がある。また人間と同じくらいの速さで走ることができるという。
【行方不明のカピバラの特徴】
オス、茶色、体高約50~60センチ、体長約70~80センチ、体重約30キロ(草食動物)