長崎市の諏訪小学校では、1日、学校の恒例行事「諏訪っ子くんち」が開かれ、子どもたちが本物の“長崎くんち”さながらの踊りを披露しました。

“踊り場”の校庭が、気迫と熱気に満ち溢れました。
校区の多くが長崎くんちの踊町にあたる諏訪小学校で、開校以来26年続く伝統の『諏訪っ子くんち』です






長崎くんちの奉納踊が3年行われない中でも、6つの踊町から直接指導を受け、くんちの魂を受け継ぐ『本物志向』の伝統行事です。

魚の町指導の「川船」では4年生の千々岩 源亮くんが、実際のくんちで網打船頭を務めた2人の兄の背中を追って稽古を重ねて投網をし、見事大漁!

「一生懸命出来たし、囃子もちゃんとできていて安心して投げられた」と話していました。



また、銅座町指導の南蛮船を指揮したのは6年生の木原 茉那さんです。
最後の諏訪っ子くんちで貫禄さえ感じさせました。

長采の木原さんは「銅座町の方々に厳しく指導して頂いたからこそ、今日の本番の演技ができた。本当に感謝しています」と話しました。

諏訪小学校の伝統の諏訪っ子くんち。
子どもたちの成長と、しっかりと受け継がれる長崎くんちの心も感じられました。