22日夜、広島空港で、全日空機が着陸後誤って工事区間に進入し走行不能となる事故がありました。
広島国際空港と全日本空輸などによりますと、22日午後9時ごろ、新千歳空港発、広島空港行きのANA1272便(ボーイング738機)が、着陸後、誘導路を走行中に工事区間に進入し、コンクリート製の台座を乗り越えて停止したということです。
機体は一部が損傷し、走行できなくなりましたが、可動式のタラップを使い、およそ1時間半後、全員が降機したということです。
乗客は…
「着陸して滑走路の走っている途中で急ブレーキがかかったので『何が起きたのかな?』と、衝撃だったので」
「着陸していたので命の危険などは感じなかった」
「着陸自体は何の問題も無く、滑走路から外れて誘導路を走行中、ゲートに向かっている際に、急ブレーキで停まった。衝撃はそこまでスピードが出ていたわけではなく、客室乗務員がけが人を確認していたが手を上げている人はいなかった。走行禁止エリアに入り込んだために動けなくなったみたいな説明があった。」
当時、飛行機には乗客126人が乗っていましたが、けがなどはありませんでした。
23日の広島空港発着の航空便に影響はないということです。