イギリス・ロンドンの帝国戦争博物館で、今月から「紛争下の性暴力」をテーマにした展示会が開かれます。
展示会「アンサイレンスド=沈黙させられない」は、紛争下で繰り返されてきた性暴力の歴史と、その根底にある社会の構造やジェンダー規範について紐解いていくものです。
記者
「ここでは、過激派組織『イスラム国』が性奴隷としてきた女性たちの話、また日本の慰安婦問題、第一次世界大戦下でドイツ軍が犯した性暴力の話などが展示されていて、こうしたことが戦時下でどのように正当化されてきたかを伝えています」
過激派組織「イスラム国」は、少数派・ヤジディ教徒の女性たちへの性暴力は、イスラム法上、許されると主張。
被害者の声を聴くことができるエリアでは、こうした組織的な性暴力が正当化されてきた実態を浮かび上がらせています。
展示会を企画 アップクラフトさん
「世界中の紛争地で性暴力が今もなお続く現状があります。歴史的な事例を通し、今と過去との繋がりや共通点に気付いてもらえたらと思います」
展示会は、ロンドンの帝国戦争博物館で今月23日から11月2日まで開かれます。
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