イギリス・ロンドンの帝国戦争博物館で、今月から「紛争下の性暴力」をテーマにした展示会が開かれます。
展示会「アンサイレンスド=沈黙させられない」は、紛争下で繰り返されてきた性暴力の歴史と、その根底にある社会の構造やジェンダー規範について紐解いていくものです。
記者
「ここでは、過激派組織『イスラム国』が性奴隷としてきた女性たちの話、また日本の慰安婦問題、第一次世界大戦下でドイツ軍が犯した性暴力の話などが展示されていて、こうしたことが戦時下でどのように正当化されてきたかを伝えています」
過激派組織「イスラム国」は、少数派・ヤジディ教徒の女性たちへの性暴力は、イスラム法上、許されると主張。
被害者の声を聴くことができるエリアでは、こうした組織的な性暴力が正当化されてきた実態を浮かび上がらせています。
展示会を企画 アップクラフトさん
「世界中の紛争地で性暴力が今もなお続く現状があります。歴史的な事例を通し、今と過去との繋がりや共通点に気付いてもらえたらと思います」
展示会は、ロンドンの帝国戦争博物館で今月23日から11月2日まで開かれます。
注目の記事
党4役が辞意表明も石破総理は"想定内"? “総裁選の前倒し”迫るも…「やるもやらぬも茨の道」 自民党が向かう先とは【edge23】

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】

“ママアスリート”の先駆者・寺田明日香選手 葛藤と挑戦の日々【報道特集】

「すごく運転がうまくて憧れた」中学時代からの夢、バス運転手へ 19歳デビューは県内初 地域の足支える若き担い手に期待 富山

年金の「強引徴収」で経営危機に陥る運送会社...20人以上の運転手解雇 『社員が横領』犯罪被害で厚生年金の猶予を申請...年金事務所は「猶予する理由がない」原因は職員の"勉強不足"か

なぜ“懲役8年”なのか…時速194キロ死亡事故 「その数字が頭の中をぐるぐる」遺族の静かな怒りと控訴審への思い
