パキスタン南西部でスクールバスに車が突っ込み、通学中の子どもを含む5人が死亡しました。自爆テロとみられています。

ロイター通信などによりますと、パキスタン南西部バルチスタン州で21日、軍の運営する学校のスクールバスに車が突っ込み、通学中の子ども3人を含む5人が死亡、38人がけがをしました。

バルチスタン州では、パキスタンからの分離独立を目指す反政府過激派組織「バルチスタン解放軍」がたびたびテロを起こしています。

パキスタン軍は「バルチスタン解放軍」がインドの支援を受けていると主張していて、「インドがバルチスタン州のテロ組織に実行させた卑劣な攻撃だ」と非難しました。

パキスタンとインドは、カシミール地方の領有権をめぐり激しく対立していて、今月10日に停戦合意したものの、依然として緊張が続いています。