21日、今年の全国新酒鑑評会の結果が発表され、福島県の金賞受賞数は16銘柄と、兵庫県と並び1位となり、3年ぶりの日本一に返り咲きました。歓喜の輪が広がる中、今年、再び金賞に返り咲いた二本松市の蔵元からも喜びの声が聞かれました。

東日本酒造協業組合・殿川慶一理事「まず、ほっとしました。ありがとうございます」

創業300年以上の歴史を誇る二本松市の「東日本酒造協業組合」。「清酒奥の松」が今回、見事金賞を受賞しました。

殿川理事「喜んでいる。県としても一番(金賞の)数が多かったので、日本一に返り咲いた」

おととしまで14年続けて金賞を受賞していた「奥の松」。しかし、去年は惜しくも金賞を逃していました。

殿川理事「非常に残念で、なんでみたいな気持ちだった。悔しい思いもあった」

全国新酒鑑評会は、さまざまな鑑評会の中でも「一番の目標」と話す殿川理事。「ゼロからの出発」という思いで心機一転、酒造りに励んだ一年だったといいいます。

殿川理事「どういうコメを酒造りに使っていくかというところから始まった。また、もう1回取り続けていきたい」

「華やかな香り」と「キレの良さ」が売りという「奥の松」。多くの人のもとに届けたいと話します。

殿川理事「皆さんに喜んで飲んでもらいたいとまずは思う。できればお酒を飲んで感動があればいい」