流行が続いている百日せきについて、福岡県医師会は、ワクチンの接種や、手洗いなどの基本的な感染対策をするよう呼びかけました。
福岡県によりますと県内では、5月11日までの1週間に百日せきの報告が110件ありました。
都道府県別でみると福岡県がもっとも多く、今年の累計患者数は895人と、すでに去年1年間の累計の4倍以上となっています。
百日せきは、激しい咳が続く感染症で、福岡県医師会によりますと学校や家庭を通して感染が広がっているとみられるということです。

福岡県医師会 稲光毅 常任理事
「一番頻度が高いのは小中高校の年齢がたくさんかかっているんです。集団の中で広がるという状況があるんだろうと思っています」
福岡県医師会は、生後2か月から受けられるワクチンの接種やマスクの着用、手洗いなどの基本的な感染対策を呼びかけています。