自民党富山1区の公認候補となる選挙区支部長について、富山市連は、現職の田畑裕明議員を選任しないことを決めました。田畑議員をめぐっては、無断・架空党員登録問題などで説明責任を果たしておらず、参院選に悪影響を及ぼすとの声があがっていました。

20日夜、自民党富山市連の総務会が開かれ、県議や市議、各校下支部長ら94人が出席。

次の衆院選で富山1区の公認候補となる選挙区支部長に、田畑議員を選任しないことについて多数決を行いました。

出席者のうち、多数決での採決に反対するなど12人が途中退席して棄権。82人による投票で賛成58、反対20、白票4となり、田畑議員を選挙区支部長に選任しないことを決めました。

自民党富山市連 中川忠昭支部長
「苦渋の選択なんです。反対者もいましたが、結果を受けて、しっかり取り組んでいきたい」

党本部がこの上申を受け入れれば、次の衆院選で田畑議員が公認を得るのはきわめて難しい情勢です。