『にいがた昭和100年』
2024年に大きく生まれ変わった新潟の玄関口『新潟駅』は、1958(昭和33)年4月にも一度、大幅にリニューアルされています。
【当時のナレーション】
「県都 新潟市の入り口にふさわしい、新・新潟駅がめでたく開業しました」

「改札口はモダンなガラス張りドアで仕切り、雪国特有の寒風を防ぐよう設計されています」

リニューアルでホームも大きくなり、新潟駅から3万人が乗り降りできるように。

地下商店街(名店デパート)には飲食店なども並び、新しい名所となりました。
新婚旅行も、新しくなった新潟駅から出発。
【当時のナレーション】
「式は簡素にして、その分だけ新婚旅行にお金をかけるのが当節の流行です」
「幸福そうな花婿花嫁は、周囲の温かい理解に包まれて、新しい人生の門出に胸を膨らませながら旅立って行きました…」

リニューアルの翌月には、バスターミナルも完成。

以来66年間にわたりバスを誘導する係員の“笛の音”が常に響いていたこのバスターミナルは、2024年の新潟駅改装に伴い移設されることに。

「この笛の音が聞こえなくなると余計に悲しい気持ちにもなりますし、泣きたい気持ちになりました」
2024年に大きなリニューアルを行ったJR新潟駅は、令和の時代になっても、県都の玄関口として多くの人で賑わっています。
