アメリカ政府は、中東のカタール王室が贈与を申し出ていた大型航空機について、受け入れることを明らかにしました。

ホワイトハウス レビット報道官
「カタールの政府、王室は、航空機をアメリカ空軍に寄贈することを申し出ていて、これは法的、倫理的な規範に則って受け入れられます」

ホワイトハウスのレビット報道官は19日、カタール王室が申し出ていた4億ドル=およそ580億円相当のジャンボジェット機の無償贈与を受け入れると表明しました。

レビット報道官は「個人的な寄付でもなければ、アメリカ大統領への贈り物でもない。我が国に対する寄付だ」と強調。受け入れ先のアメリカ空軍で整備・改修を行うとしています。

航空機を受け入れた場合の使用方法について、トランプ大統領は「新たな大統領専用機が作られるまで数年間、使用する」と説明していましたが、安全保障上の懸念や、議会手続きを経ずに外国から贈与を受けることの憲法上の問題を指摘する声が上がっています。