東ヨーロッパ・ポーランドの大統領選挙は、親EU派の中道与党候補者と反EUを掲げる右派の候補者が僅差となり、決選投票が行われることになりました。

ポーランドで18日、ドゥダ大統領の任期満了に伴う大統領選挙が行われ、トゥスク首相の中道与党の候補で首都ワルシャワ市長のチャスコフスキ氏(53)が得票率31.4%、右派野党が推すナブロツキ氏(42)が得票率29.5%で過半数を獲得した候補はいませんでした。6月1日に2人による決選投票が行われることになります。

ポーランドでは、親EU派のトゥスク首相が外交政策を含めて実権を握っていますが、大統領が法案の拒否権などを有しています。

このため、これまでトゥスク首相が掲げた公約を右派政党出身のドゥダ大統領が否決するなどしていて、決選投票の行方が注目されます。