新潟市の小学生が19日、田植えに挑戦。育った米は私たちの生活に欠かせないあるモノに生まれ変わります。
【記者リポート】「小学生たちが田植えをしていますが、実は食用ではなく、このごみ袋に生まれ変わるんです」

ごみ袋の原料となる資源米の田植えを行ったのは、新潟市 西蒲区の潟東小学校の5年生です。

新潟市は2050年までに二酸化炭素の排出を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を目指していて、昨年度から米を原料としたバイオマス プラスチック製の指定ごみ袋を導入しています。

【新潟市 中原八一 市長】「ゼロカーボンシティを新潟市が目指していることを理解していただいたり、環境問題について深く知識を増やしていただくことは大事だと思う」

この日植えた稲は9月に稲刈りが行われる予定で、そのコメを使った指定ごみ袋は来年の4月ごろに500万枚販売される予定です。

【5年生は】「(お米は)食べる種類以外もあるんだなって思った。資源とかお米でも大事に育っていくといいなと思った」

資源米を使った新潟市のごみ袋には米が10パーセント含まれていますが、新潟市はごみ袋の強度や予算を考慮しながら、25パーセントまで増やすことを目標としています。
