高温の影響で活発化が予想されているカメムシなどの水稲病害虫調査が19日始まりました。

これは、病害虫の発生状況を調査し、今後の被害予測に役立てるため、富山県内45か所で定期的に実施されているものです

19日朝は、富山市下番の田んぼで、県の農業研究所の研究員らがカメムシのすくい取り調査などを行いました。

調査では、「アカスジカスミカメ」など、玄米にまだらな点を作る「斑点米カメムシ類」がこの時期としては多く確認されました。

ことしは、去年に引き続き、高温の影響でカメムシが活発化する恐れがあり、県は、畔や雑草地の草刈りを呼びかけています。

富山県農業研究所病理昆虫課 向野貴養課長
「特に穂が出た草が大好きなので、草の穂が出ないような管理、草刈りをしていただいて、カメムシが増えやすい環境を絶ってしまうことが必要かなと思っています」

調査は20日まで行われ、調査結果は来月上旬に公表されます。