岡山県北部を中心とした国際芸術祭を開催しようという計画が進められています。津山市で、岡山県知事や12市町村の首長らが参加する「アートプロジェクト実行委員会」の設立総会が開かれました。


(伊原木隆太 岡山県知事)
「我々としても県北、なんとかこの良さを広くみなさんに理解していただこう」

2024年秋に、岡山県北の12市町村を舞台に開催予定の「森の芸術祭 晴れの国・岡山」です。その実行員会が津山市で設立されました。

(アートディレクター 長谷川祐子さん)
「今あるものをどのように活性化して、自分たちが持っている元々の素晴らしい文化資源、自然の資源であったことにもう一度気づきをあたえていくのか」

記者会見では、金沢21世紀美術館の館長で、今回アートディレクターを務める長谷川祐子さんが、芸術祭のコンセプトを語りました。

さらに芸術祭のロゴや、開催に先駆け11月から奈義町に滞在し作品制作を始めるアーティストAKI INOMATA(あきいのまた)さんが挨拶をしました。

(アーティスト AKI INOMATAさん)
「これから作っていく芸術祭に、このような形で関わることができて光栄です」

現在、ローカル線の存廃問題が議論されている岡山県北部です。鉄道の利用促進や地域活性化にも大きな期待が寄せられています。

(太田昇 真庭市長)
「これだけ岡山県北は魅力的なのかということを、全国的にあるいは世界的に認識してもらうことが、JR利用にもつながってくると思います」

芸術祭の詳細については、これから様々な議論を経て決めていく予定です。