アメリカのトランプ大統領は、19日にロシアのプーチン大統領と電話で会談すると表明しました。

トランプ大統領は17日、SNSに「月曜日にプーチン大統領と電話で話す」と投稿しました。時間は「午前10時」としていて、アメリカ東部時間であれば日本時間の19日午後11時の予定です。

▼ロシアとウクライナの停戦と、▼貿易について話し合うとしていて、その後、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、さらにゼレンスキー氏とともにNATO=北大西洋条約機構の加盟国とも話し合う予定だということです。

一方、16日に行われたロシアとウクライナの直接交渉では、ウクライナ側がゼレンスキー大統領とプーチン大統領の首脳会談を要請しましたが、これについてロシアのペスコフ大統領報道官は「双方が一定の合意に達したのちに可能になる」と述べました。

ただ、ペスコフ氏は直接交渉の結果として何らかの合意文書を交わす場合、ウクライナ側は誰が署名するかが問題になるとも指摘。プーチン政権はかねてからゼレンスキー大統領が任期満了後も大統領選を行わずに職にとどまっているとして、「非合法な大統領」だと主張しています

こうした中、ウクライナ当局は、17日、北東部スーミ州で市民が乗っていたバスがロシア軍のドローン攻撃を受け、9人が死亡、7人がけがをしたと発表しました。ゼレンスキー氏は「民間人に対する意図的な殺害だ」と強く非難しています。