若者や女性に選ばれる地域を目指すことをテーマに、男女の共同参画を推進する専門家を招いた講演会が17日、富山市内で開かれました。

この講演会は若者や女性に選ばれる地域を目指すことをテーマに県内で活動する男女共同参画推進員を対象に開催されました

講師は国の有識者会議のメンバーで専門家の小安美和さんが務めました。

総務省によると、令和5年における富山県の20歳から24歳の転出超過数は1020人で、転出した女性の数は男性の2倍近くに上ります。

小安さんは若者や女性が地方を出る理由について、進学や仕事のほかに「地元から離れたい」や「周囲の人の干渉から逃れたい」といった気持ちがあることなどを挙げました。

その上で、大切なことは「地方や中小企業は難しい」とか「この町から活躍したい女性がいない」などと決めつけず、行政と地域が連携してアプローチしていくことが重要だと話していました。