アメリカの大手格付け会社・ムーディーズは、アメリカの信用格付けを最上級から一段階引き下げたと発表しました。

ムーディーズは16日、アメリカの信用格付けを21段階のうち、最上級のAaaから一段階引き下げたと発表しました。

ムーディーズは引き下げの理由について、歴代の政権と連邦議会は増え続ける財政赤字を減少させるための措置に合意できず、今後も財政赤字が拡大すると予想。

連邦政府の債務は、GDP=国内総生産比で、去年の98%から、2035年にはおよそ134%に増加するおそれがあると指摘しています。

一方、今後の見通しについては、「ネガティブ」から「安定的」に変更しました。

アメリカの信用格付けをめぐっては、S&Pなど大手2社がすでに最上級から一段階引き下げていました。