ウクライナのイエルマーク大統領府長官はアメリカやイギリスなど4か国の高官と会合を開き、ロシアとの直接交渉に向けて調整を行ったと明らかにしました。

イエルマーク大統領府長官は16日、自身のSNSで、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツの4か国の高官とトルコのイスタンブールで会合を開いたと明かしました。ロシアとの直接交渉に向けて、「各国の立場を調整した」ということです。

この中でイエルマーク大統領府長官は、「ウクライナ代表団は無条件の停戦を実現するために、きょう、イスタンブールにいる」と述べ、直接交渉でロシアに停戦に応じるよう求める考えを示しました。

また、「もうひとつの重要な問題はゼレンスキー大統領と何らかの理由でトルコに来なかったプーチン大統領との直接交渉だ」「ウクライナは最高レベルでの会談や交渉の用意がある」と述べ、首脳同士の会談を改めて求めました。

ともに会合に参加したウメロフ国防相は、SNSに「ロシアが▼少なくとも30日間の完全な停戦▼拉致された子どもたちの返還▼すべての捕虜の交換などの条件に同意した場合にのみ、和平が実現する」と投稿しました。