米津龍一気象予報士:

きょうは季節の便りが届きました。

九州南部で梅雨入りが発表されました。
1951年の統計開始以降、九州南部で梅雨入りの発表があったのは
初めてなんです。平年よりも14日早い発表となっています。
今週末のお天気ポイントはこちらです。

傘の出番で蒸し暑さがさらに増しそうです。

といいますのも、あす土曜日なんですが、低気圧から延びる前線=梅雨前線という言い方になるんですが、この近くでは曇りや雨となるんです。

日本の東側にある高気圧は時計回りに風が吹きますので、南から雨雲のもととなる暖かく湿った空気をどんどん運んでくる形となるんです。

これによって雨脚が強まるのが県南部の峡南や富士五湖です。湿った空気がぶつかりやすい場所で、バケツをひっくり返した激しい雨となる時間もありそうです。

その雨の降り方を見ていきます。あすの午前4時の時間帯では中北や峡南の一部で雨を予想しているわけなんですが、次第に雨の範囲が広がってきまして、あすの朝は各地で傘の出番となります。この後雨の降り方が強まってくるのは、
お昼ごろからとなりそうです。予想には出ていないんですが、峡南の南の方では
濃い青色、ザーザー降りで黄色は土砂降りとなるんですが、この雨雲がかかってくる可能性があります。
ただ、これは一時的ということになりそうで、昼過ぎにはどんどんこの中北や峡東、東部で止んでくるところも出てきまして、夕方以降は雨が上がるところが多くなります。

そしてあさって日曜日はこの低気圧や前線が進んできたあと南下する予想となっています。そうなると、これによって基本的には雲がかかりやすいんですが、晴れ間も出てくる時間もありそうです。

となると、この暖かく湿った空気は残ってる形で日差しが届くので、湿度が高く気温が上がってさらに蒸し暑さもアップしそうなんです。

あすの気温はきょうとほとんど変わらない形となりますですから、平年並みさらに5月並みのところが多くなるんですね。
あさってになるとあすよりも気温が3℃ほど高くなりまして6月下旬から7月上旬並み。特にこの甲府や大月では30℃に迫る暑さとなります。
<詳しくは動画をご覧ください>