次の衆院選に向けて、富山1区の公認候補となる支部長をどうするか、自民党の富山市連が16日に常任総務会を開きました。富山1区現職の田畑裕明議員に去年から「政治とカネ」の問題が相次ぎ、支部長は空席のままです。

自民党富山市連の常任総務会は16日午前、富山市の自民会館で非公開で行われました。
総務会では1時間半にわたって「空席」となっている衆院選富山1区の公認候補となる選挙区支部長について協議しました。

第1選挙区支部の支部長をめぐっては、現職の田畑裕明衆議院議員の「政治とカネ」の問題などで、5月13日の市連の総務会では県議・市議側が田畑議員の支部長再任を認めない意向を伝えましたが、一部の校下支部長から「現職を優先すべきだ」といった反発の声が上がったということです。
市連は25日の総会で方向性をまとめたい方針ですが、常任総務会後、取材に対して、中川忠昭支部長は――

自民党富山市連 中川忠昭 支部長
「この前の総務会の意見を聞いたうえで、これからどう進めるかということについて打ち合わせをしたということ」
中川支部長は常任総務会の詳細を明らかにしませんでしたが、出席した市議などによりますと、結論は出なかったということです。
富山市連は25日までに再度、総務会を開くとしています。