いざJ1昇格へ!ファジアーノ岡山はきのう(30日)ホームで、J1参入プレーオフの1回戦に臨みました。しかし、残念ながら山形に0―3で敗れ初の昇格を逃しました。

J1昇格への決戦の日を迎えたファジアーノ岡山です。会場のシティライトスタジアム周辺では、試合開始前からともに戦おうと集まったサポーターの熱気に包まれました。

(サポーター)
「先週ぐらいから緊張して、ここ勝たないと次がないので、絶対に勝ってもらいたい」「きょうは声出しエリアにいるので、声が枯れるまで精一杯応援します」
「いくぞー」

(小寺健太リポート)
「『ココロヒトツニ』」の文字が、ファジアーノレッドに染まったバックスタンドに浮かび上がりました。」

ホームの大声援をうけピッチに立ったファジアーノ岡山でしたが、前半5分、山形にワンタッチパスでディフェンスラインを破られ、ディサロに先制点を奪われます。

引き分け以上で2回戦に進めるファジアーノは、同点に追いつくべく、後半猛攻を仕掛けます。後半1分には、ロングスローから柳。さらに後半12分には、混戦からミッチェル・デュークがシュートを放ちますが、相手に阻まれ追いつくことができません。

その後も流れを引き寄せられず、逆に、立て続けに2点を失い3点差となったファジアーノ。結局このまま敗れ、プレーオフ1回戦で敗退。今シーズンのJ1昇格の夢はついえました。

(サポーター)
「本当に天国と地獄になりました、選手たちは最後まで頑張ってくれましたけど、悲しくてしかたないです」「来年また頑張ります、応援も…」「悔しい」

試合終了後、会見場に姿を見せた木山監督は、悔しさを滲ませながら「敗戦から学び、次の糧にしたい」と語りました。

(ファジアーノ岡山 木山隆之監督)
「全てを出し尽くして敗れたのであれば、必ずそこから学ぶことがあると思いますし、この悔しさを忘れないようにして、もっと強くならなければいけないという思いで、きょうの試合を受け入れようと思います」

(ファジアーノ岡山 柳育崇選手)
「勝負どころのところで失点が重なってしまったのが、まだ何か自分たちが足らないと思わせられる試合でした」

悲願のJ1昇格を果たせなかったファジアーノ岡山。次こそは昇格をと来年のJ2リーグに臨みます。