富山県南砺市の桜ヶ池周辺に、東京ドーム約8個分にもなる広大な自然体験施設が誕生します。地元住民からも新たなにぎわい創出に期待の声が上がっています。

加賀谷悠羽記者
「南砺市の桜ヶ池の北側、こちらの広大な自然を活かした遊び場が、新たに誕生します」

南砺市の田園地帯に新たに建設されるのは、「プレイアースパークネイチャーリングフォレスト」。

大手スポーツアパレルメーカーのゴールドウインが、遊びを通じて自然と共生することを目指して、手がけます。

敷地面積は約40ヘクタール、東京ドーム約8個分に相当します。

ゴールドウイン 渡辺貴生代表取締役社長
「この土地本来の特性を活かした自然を再生していきたいと考えています」

15日は、地元住民に向けた説明会が開かれ、約100人が集まりました。

施設には、地形の起伏を生かした子どもたちが登ったり滑ったりして遊べる広場や、富山湾を一望できる展望台、キャンプ場などが整備される予定です。

地元住民
「ここの地域はポテンシャルがあると思っていたので。すごく楽しみにしています。県外の方もたくさん来ていただけるのではないかと思っています」

地元住民
「期待膨らむわね。自然をどのようにして、われわれの生活とつながりをもたせていくか、“共生”のようなことを担っているのではないかなと」

ゴールドウインは、ファミリー層や、外国人観光客もターゲットに、年間100万から150万人の来場を目指し、自然を介した、新たな交流拠点を創出する狙いです。

ゴールドウイン 渡辺貴生代表取締役社長
「ネイチャーリングフォレストを通じまして、訪れる人々の想像力、好奇心を刺激して、皆さんそれぞれの原体験になるような、記憶に残る体験をつくっていきたい、そういう施設でありたいと思います」

「プレイアースパークネイチャリングフォレスト」は5月中に着工し、2027年初夏に開業予定です。