93年前のきょう、青年将校によるクーデター事件、いわゆる5・15事件で凶弾に倒れた地元出身の元総理大臣、犬養木堂をしのぶ「木堂祭」が岡山市北区で開かれました。

明治から昭和にかけて政党政治の確立に貢献し、第29代の総理大臣も務めた岡山市出身の犬養毅=木堂は、任期中の1932年5月15日、海軍青年将校の凶弾に倒れ暗殺されました。
命日にあたるきょう(15日)、岡山市北区にある犬養家の墓地などで、その遺徳を偲ぶ「木堂祭」が行われました。親族や地元の小学生など約40人が参列し、献花するなどして遺徳を偲びました。

(吉備小学校6年生 田中明莉さん)
「犬養さんは日本のために首相として尽くされた、とても偉大なお方で自分もそんな人になりたいなと心を込めてお花をお供えしました」
犬養木堂記念館では生前の様子などを伝えるニュース映画も上映されました。