サバの価格高騰が深刻になるなか、人気となっているのが冷凍のサバです。キーワードは「低価格」、そして「骨なし」です。

脂が乗って、ふっくらジューシー!手頃な価格で「庶民の魚」として親しまれているサバ。

ですが、14日、こちらのスーパーでは…

記者
「こちらの鮮魚コーナーでは、サバは見つかりません」

ここ数日、仕入れられない状況に!その理由は、サバの高騰です。

スーパーマルサン越谷花田店 鮮魚担当
「去年1尾299円ぐらいで販売できたが、600円以上はつけないと全然合わない原価になってました」

お客さん
「高級魚みたいになっちゃって。それは無理だ」

近年、サバは記録的な不漁が続き、漁獲量は大幅に減少。水産庁は今月、資源保護のため、今年7月から太平洋でのサバの漁獲枠を6割減らすことを決めました。

こちらのスーパーでは、サバ缶も1年前から80円ほど値上がりに。

そこで今人気なのが、冷凍サバ!大きめの半身が3枚入って411円、手に取りやすい価格です。

お客さん
「そのサバでしょ。これは買うよ、安いじゃん!」
「休みの日にまとめ買いしているので、日持ちする方がいい」

都内にあるこちらのスーパーでは、ノルウェー産や国産のもの、さらに味付きなど、冷凍サバだけで10種類以上!

中でも人気なのは…

記者
「あっ、ありました。『サバ骨なし』と書かれています」

食べやすい大きさにカット、さらに骨も取り除かれているんです。そのまま料理に使えちゃうので、忙しい主婦に大人気!

お客さん
「子どもがいるから骨なし。助かります」

レシピを掲載している料理メディアでは、「冷凍サバ」の検索数はおよそ4倍になっているといいます。

サバの上に、みそだれをかけて、レンチンするだけで定番の「味噌煮」が簡単に!

こちらは解凍したサバに片栗粉をまぶして、「油淋鶏」ならぬ「油淋サバ」の完成です!

お得な「冷凍サバ」、食卓の救世主となるのでしょうか?