日本被団協に贈られたノーベル平和賞のメダルと賞状のレプリカが原爆資料館できょうから一般公開されています。

展示されたのは、ノーベル平和賞の賞状とメダルです。メダルにはノーベル賞を創設したアルフレッド・ノーベルの横顔が刻まれています。

去年12月にノルウェーで開かれた授賞式で日本被団協が受け取ったものの「レプリカ」です。

広島県被団協の箕牧智之理事長(83)が訪れ、展示を見学しました。

原爆資料館 石田芳文 館長
「これは箕牧さんが受け取られた賞状のレプリカです」
広島県被団協 箕牧智之 理事長
「(授賞式の)12月10日。それより(発表があった)10月11日が一番ドキッとしましたよ。『日本被団協』と…」

広島県被団協 箕牧智之 理事長(83)
「先人たちの努力が報われたということに尽きますよ。世界は平和でないといけないということを感じ取って欲しい」

レプリカの展示は8月31日までで、その後は広島県被団協に返却されます。

原爆資料館の入館者(栃木から)
「近くで見るとこういう感じ。人物もあって。見られて良かったです」
「皆さんの活動が報われた感じがしました」

広島県被団協では9月以降も地域の平和の催しや被爆者団体などへ、レプリカの貸し出しをするということです。