世界遺産 岐阜県・白川郷の合掌造り集落で30日、一斉放水訓練が行なわれ、水のカーテンが集落一帯を包み込みました。
白川村の合掌造り集落では、燃えやすいかやぶき屋根の延焼を防ぐため、年に1度、火を多く使い始めるこの時期に、設備の点検を兼ねて放水訓練が行われます。

午前8時のサイレンを合図におよそ60基の消防用放水銃から一斉に水が放たれ、紅葉の時期を迎えた山々を背景に高さ20メートルにおよぶ水のアーチが描かれました。

合掌集落には朝早くから多くの観光客やアマチュアカメラマンが訪れ、幻想的な光景に見入っていました。