特殊詐欺の被害が急増していることを受けて、福岡県北九州市では13日、小学校の校長を対象にした研修会が開かれました。

北九州市八幡西区で開かれた研修会には、市内の公立小学校の校長、およそ130人が参加しました。

この研修会は詐欺被害の多くを高齢者が占めていることから、児童から自分の祖父母に注意喚起してもらうことで、被害拡大を防ごうと企画されました。

千代小学校 小椎葉義明 校長
「保護者、あるいはおじいちゃんおばあちゃんの世代にも伝わっていくことで全世代を通じて対策を講じていくことができるようになればいいかなと思っております」

福岡県内の詐欺被害は去年1年間でおよそ93億円にのぼり、今年も3月末までに、ニセ電話詐欺の被害額は前の年と同じ時期に比べて5倍以上に増えています。