県内で今年発生した特殊詐欺事件の被害総額が1億円を超え、過去最悪のペースとなっています。

県警によりますと、2025年1月から3月までの3か月間で、オレオレ詐欺や架空料金請求詐欺事件などの特殊詐欺が58件発生し、被害総額は約1億987万円に上っています。

過去最悪となった去年を上回るペースで推移していて、去年の同時期と比べると約9000万円増えています。

特徴的なのは、警察官をかたったオレオレ詐欺で、身に覚えのないマネーロンダリングに関与した疑いをかけ、無実の証明を迫ってお金を振り込ませるなど手口が巧妙化しています。

県警は、「警察が電話などで現金の振り込みを要求することは絶対にない」と注意を呼びかけています。