愛媛県外からの移住促進に繋げようと、リノベーションした空き家を無料で開放する取り組みが、愛媛県新居浜市内で始まりました。

この取り組みは、空き家の抱える課題について考える民間の協議会が行っていて、県外からの移住を考えている人たちに対して、リノベーションを施した空き家を無料で開放し、有効活用や移住促進に繋げようとするものです。

新居浜市内に9日オープンしたのは、築40年の木造2階建ての住宅をリノベーションした施設で、部屋の壁を取り除いたリビングは、開放感があり、ゆったりとくつろぐことが出来ます。

洗面室や浴室も近代的な作りとなっていて広いキッチンのほか、建物の外側には、バーベキューなどが出来るスペースも用意されています。

施設は無料で利用可能で、1家族あたり数日間の滞在を想定しています。

全国空家アドバイザー協議会 愛媛県新居浜支部 田中政守 事務局長
「空家を有効活用してですね、空家が地域の負債じゃなく、資産なんですよっていうのを皆さんに理解して頂ければなと思って取り組んでおります」

協議会では今後、行政との連携を含め空家の有効利用と移住促進につなげたい考えです。