埼玉県八潮市で発生した道路の陥没事故を受け、独自の緊急点検を行ってきた新潟市は、市内の道路下21か所に空洞がある可能性があると発表しました。

今年1月、埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故は下水道管の破損が原因とみられていて、新潟市は直径2メートル以上の太い下水道管で、整備から25年以上が経過したものを対象に、2月から独自の緊急点検を行ってきました。

その結果、これまでに中央区の栗ノ木バイパスの下に長さ30センチ、幅40センチ、深さ25センチの空洞があるのが確認されていますが、この他に市内の道路の下21か所に空洞の可能性があることが分かったということです。

新潟市は今後、実際に空洞があるかどうか、道路を掘削し確認していく方針です。

また、国土交通省は3月、全国の自治体に道路の重点調査を行うよう要請していて、新潟市は独自の調査とは別に対象となる35キロについて調査を行っていく方針です。