インドとパキスタンの係争地カシミール地方で軍事的緊張が高まる中、インド軍はパキスタンの実効支配地域などを攻撃しました。パキスタン側も反撃を行い、双方で多数の死者が出ています。
インド国防省は7日、パキスタンのテロリストの拠点9か所を攻撃したと発表しました。
インドメディアなどによりますと、カシミール地方のパキスタン支配地域などにあるイスラム過激派の拠点を標的にミサイル攻撃が行われたということです。
カシミール地方のインド側支配地域で先月、観光客ら26人が死亡したテロ事件を受け、パキスタン政府の関与を主張するインドが報復に出た形です。
パキスタン支配地域の住民
「5回か6回、大きな爆発音が聞こえました。人々はパニックに陥り、避難するよう指示されています。この火はインドによるものです」
インドメディアは、当局者の話として、テロリスト70人以上が殺害されたとしていますが、パキスタンメディアによると、インドの攻撃は住宅地にも及び、子どもを含む26人が死亡、46人が負傷したということです。
インド軍の攻撃にパキスタン側も反撃。実効支配線付近で発砲し、インド側の民間人10人が死亡したと報じられています。
両軍が激しく交戦しているとの情報もあります。
また、パキスタン政府の関係者によりますと、パキスタン軍はインド軍の戦闘機5機を撃墜したということです。
パキスタン軍報道官
「敵の卑劣で不当な攻撃に対し、パキスタン軍は国民の支援を得て強力に反撃を続ける」
テロへの関与を否定するパキスタンは報復を示唆していて、軍事衝突がさらにエスカレートする懸念が高まっています。
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