アメリカの3月の貿易赤字が過去最大のおよそ20兆円となりました。トランプ政権による関税措置を踏まえた駆け込み輸入が影響したとみられます。

アメリカ商務省が6日に発表した3月のモノとサービスを合わせた貿易赤字は、その前の月に比べて14%増えた1405億ドル=およそ20兆円で、過去最大となりました。

トランプ政権の関税措置によるコスト増加への懸念から、駆け込み輸入が増えて、赤字が拡大したとみられます。

輸入は4.4%増加して、4190億ドル=およそ59兆円でした。

医薬品やコンピューター関連製品、乗用車、自動車部品など、トランプ政権が分野ごとの追加関税の対象として掲げている品目の輸入の増加が目立ったかたちです。