アメリカのトランプ大統領は、2028年の大統領選で3期目を目指すことは「考えていない」と話しました。

アメリカ トランプ大統領
「多くの人が私に(3期目を)やってほしいと願っていて、強い要望を受けているが、それは考えていない。4年の任期を素晴らしいものにして誰かに引き継いでいく」

トランプ大統領はこれまで3期目にたびたび意欲を示してきましたが、NBCテレビのインタビューで、合衆国憲法が禁じる大統領職の3期目を目指すことに否定的な考えを示しました。

また、後継者については「それを言うのはまだ早すぎる」としながらも、バンス副大統領が有力な候補者になるとの認識を示しました。

一方、トランプ氏は外国で作られた映画に対して「100%の輸入関税を課す」検討に入るよう、関係省庁に指示したことを明らかにしました。

トランプ氏は「アメリカの映画産業は急速に死につつある」としたうえで、「他の国は映画製作者やスタジオをアメリカから引き離すためにあらゆる優遇策をとっている」と指摘。そうした他国による取り組みは「国家安全保障上の脅威だ」とし、関税を課す必要性を主張しました。

ただ、「映画に関税を課す」具体的な仕組みなどには言及していません。