3日午後、沖縄県の尖閣諸島周辺の日本の領海内に中国海警局の船4隻が侵入し、そのうちの1隻から飛び立ったヘリコプターが一時的に領空にも侵入した。
第11管区海上保安本部によると、3日午後0時18分ごろから中国海警局の船4隻が尖閣諸島周辺の日本の領海内に相次いで侵入した。

午後0時21分、1隻の甲板からヘリコプターが飛び立ち、15分後の午後0時36分に甲板に降りた。海警局のヘリコプターが尖閣周辺で領空侵犯したのは初とみられる。
航空自衛隊は、戦闘機を緊急発進させる対応をとったという。

防衛省によると、中国機による領空侵犯は2012年から4例目で、このうち3例は尖閣諸島周辺。
海警局の船4隻は午後1時過ぎまでには領海内から出た。