先月発覚した沖縄に駐留する米兵による性的暴行事件をめぐり、県議会の特別委員会では抗議決議と意見書の全会一致での可決に向け協議が続いています。
県議会の米軍基地関係特別委員会では2日、米兵による性的暴行事件をめぐり、再発防止策に関する新たな協議の場「フォーラム」について、実効性ある運用などを求める抗議決議と意見書の案を審議しました。
野党・自民党は、3月の事件が基地内で発生したことから、深夜の外出を禁止する「リバティー制度」の厳格化を求める文言を削除する修正案を提案。一方、与党側は「米兵による事件は基地内外で相次いでいる」などとして、決議・意見書案の細かい文言調整が続いています。
特別委員会は全会一致での可決を目指し、今月9日の臨時の本会議に抗議決議と意見書の案を提出する方針です。