ゴールデンウイークに登山を楽しむ人も多いと思いますが、注意したいのが山の事故です。新潟市西蒲区の角田山では30日、救助訓練が行われました。

新潟市西蒲消防署と西蒲警察署が行った山岳救助訓練。
登山客が下山中に2合目付近で足を捻挫して動けなくなったものの、ヘリコプターが出動できないという想定で、担架に乗せて下山する『徒手(としゅ)搬送』を訓練しました。

新潟県内では、2023年に144人が山で遭難していて、13人が亡くなっています。角田山での登山中の事故はこの4月が最も多く、山を登っている時と下っている時でも事故の起こりやすさが違うといいます。

【新潟市西蒲消防署 武田哲樹救助隊長】
「事故の統計を見ますと、登山中よりも下山中の方が事故件数が約2倍ぐらい多くなっています。ゆっくり目に降りてもらって、足を滑らせないようにしてもらえたらなと思う」

新潟市西蒲消防署は、事前の準備を整えて、体調が悪いときは無理をせず、登山を楽しんでほしいとしています。