「博多どんたく港まつり」の起源とされる博多松囃子。くぐると御利益があるとされる傘鉾に神を招き入れる「御神入れ」が29日、福岡市の櫛田神社で行われました。

傘鉾に神を宿すとされる神事・「御神入れ」には博多松囃子振興会の関係者などおよそ60人が参加しました。

国の重要無形民俗文化財に指定されている博多松囃子は、「博多どんたく港まつり」の起源とされていて、福神・恵比須・大黒の三福神を中心とする行列や稚児が街を練り歩きます。

一行が持ち歩く傘鉾の下をくぐると、無病息災のご利益があるとされていて、きょうは傘鉾に宮司が切麻(きりぬさ)をまいて清めました。

博多松囃子振興会 楢崎尚弘 会長
「今年の松囃子、無事に終らせたい」
「伝統文化を守りながら新しい時代を組み込みながら続けていきたい」

博多松囃子は5月3日と4日に開かれる博多どんたくでパレードの先頭を飾ります。