28日発表された4月14日から20日までの5キロあたりの平均価格は4220円で、16週連続の値上がりとなりました。

そうした中、福岡では、早く出荷できる「早期米」の田植えが始まっています。

今年から、早く出荷できる「早期米」を田植え

RKB 西尾健佑 記者
「雨がぱらつく中、こちらでは田植えがきょうから始まりました」

福岡県福津市でコメやイチゴなどを栽培しているくわの農園。

28日植えたのは、「早期米」のコシヒカリです。

去年は、夏の高温やイノシシなどの被害によって、コメが例年の7割ほどしかとれなかったということです。

このため今年から通常の新米より早く出荷できる「早期米」を始めたといいます。

くわの農園 桒野由美さん
「早く収穫ができるのを見越しています。家にあるお米がとにかく足りない。コメ農家なのにお米がない、こんなことがあっていいのかなって」

備蓄米21万トンを放出も効果みえない

コメの価格高騰が続く中、政府はこれまで2回にわたって備蓄米21万トンを放出しました。

しかし、いまだその効果は表れていません。全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は、5キロあたり4000円台と去年のおよそ2倍となっています。