グランピング施設などを巡り災害の危険がある場所での開発への規制を強化する条例の改正案が富士河口湖町で可決されました。
町によりますとキャンプ場やグランピング施設が増加する中、熱海市で起きた土砂災害などを受け、住民から急傾斜地での開発に不安の声が寄せられていました。
このことから町は土地開発に関する条例の改正案を議会に提出し、全会一致で可決されました。

主な内容は
グランピング施設などの事業を新たに行う場合、町に事業内容を届け出ることが求められます。

また、土砂災害警戒区域などでは800㎡以上の開発を行う場合、あらかじめ計画を町と協議し、町長の同意を得なければなりません。

この開発行為には1m以上の盛り土の造成や、森林の伐採による土地の用途変更も含まれます。

罰則はありませんが、町は施設の立入検査を行うことができます。

改正された条例は2023年1月に施行されます。
