屋根の無料点検などを装って不要な工事契約を結ばせる被害が相次ぐ中、都内で開かれたイベントで、お笑いコンビ「キラーコンテンツ」が漫才で「悪質リフォーム」への注意を呼びかけました。

キラーコンテンツ
「無料で点検をするからといって点検をしてしまったら最後です。雨漏りがする、足場が腐っていますとか、不安をあおるようなことを言ってくるんですね。リフォームしなきゃってなってしまうじゃないですか。ただより安いものはないです」
「高いものね!」

25日、東京・大田区で開かれた警視庁のイベントにお笑いコンビ「キラーコンテンツ」が登場。「悪質リフォーム」をテーマにした漫才を披露し、地元の住民に向けてリフォーム詐欺の被害防止を呼びかけました。

「リフォーム詐欺」は、「近くで工事をしていて、お宅の屋根が壊れている。通行人がけがしたら大変」などと突然訪問し、実際には問題がないにもかかわらず、不安をあおって修理や工事などを進める手口の犯罪です。

警視庁によりますと、「リフォーム詐欺」が疑われる相談は、去年1年間でおよそ2300件に上っています。

悪質な訪問業者の手口は「無料で点検します」「今なら特別価格で修理します」などと親切な様子を装って、その場での契約を迫ってくる場合が多いということです。

被害に遭わないためには、▼無料と言われても点検を受けない、▼インターホンやドアガードを活用してドア越しに対応する、▼相手の身分を確認する、▼その場で契約しないなどが対策のポイントとなるということです。

警視庁は「自宅に不審な悪質業者の訪問があった際には、すぐに110番をして警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。