アメリカのトランプ大統領が関税をめぐって中国と「協議した」と発言したことについて、中国外務省は「協議や交渉は行っていない」と改めて否定しました。

トランプ大統領はアメリカと中国が関税をめぐって24日に「協議した」と発言しました。

これについて、中国外務省の郭嘉昆報道官は25日の記者会見で次のように述べました。

中国外務省 郭嘉昆報道官
「中国とアメリカは関税問題について協議や交渉を行っていない。アメリカ側は人々を惑わしてはならない」

トランプ氏は23日、関税をめぐる交渉で中国側と「毎日」接触しているという認識を示し、きのう(24日)、中国外務省の報道官は「すべてうそだ」と否定していました。

その後、トランプ氏が「協議した」と発言したことについて中国側が改めて否定した形で、双方の認識が食い違った状況が続いています。

また、中国が半導体などアメリカからの一部の輸入品について関税の対象から除外しようとしていると報じられたことについて問われた郭報道官は「承知していない」と述べるにとどめました。