リニューアル工事を予定する首都高速道路の地下トンネルが、きょう公開されました。長期にわたる工事を経て、都心にある“あの景色”が一変する予定です。
記者
「いま、私が歩いているのは、普段、多くの車が行き交う首都高速道路の八重洲トンネルですが、いまは1台も車が通っていません」
きょう、報道陣に公開されたのは、今月5日に閉鎖された首都高速の地下トンネル。
日本橋の高架などを走る「首都高八重洲線」について、神田橋ジャンクションから江戸橋ジャンクションまでのおよそ1.8キロを一部「地下化」する工事がこのあと始まる予定です。
1日およそ10万台の車が行き交う首都高速では、開通から60年以上が経過し、老朽化対策が必要となっています。一連の大規模リニューアルでは、東京高速道路の通称「KK線」も廃止となり、長い歴史に幕を下ろしました。
きょう公開された地下トンネルは新しく整備されたあと、2035年度に再び開通する見通しです。
この工事で将来、都心にある“あの景色”にも、地上にも大きな変化が。
記者
「日本橋の上にあるこちらの高速道路も2040年度までに撤去され、日本橋の上から空を見上げることができるようになります」
こちらは、その完成予想CG。日本橋川の上を覆っていた高架が撤去され、圧迫感が大きく解消されます。
工事が完了すれば、77年ぶりに日本橋に青空が戻ることになります。
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