リニューアル工事を予定する首都高速道路の地下トンネルが、きょう公開されました。長期にわたる工事を経て、都心にある“あの景色”が一変する予定です。
記者
「いま、私が歩いているのは、普段、多くの車が行き交う首都高速道路の八重洲トンネルですが、いまは1台も車が通っていません」
きょう、報道陣に公開されたのは、今月5日に閉鎖された首都高速の地下トンネル。
日本橋の高架などを走る「首都高八重洲線」について、神田橋ジャンクションから江戸橋ジャンクションまでのおよそ1.8キロを一部「地下化」する工事がこのあと始まる予定です。
1日およそ10万台の車が行き交う首都高速では、開通から60年以上が経過し、老朽化対策が必要となっています。一連の大規模リニューアルでは、東京高速道路の通称「KK線」も廃止となり、長い歴史に幕を下ろしました。
きょう公開された地下トンネルは新しく整備されたあと、2035年度に再び開通する見通しです。
この工事で将来、都心にある“あの景色”にも、地上にも大きな変化が。
記者
「日本橋の上にあるこちらの高速道路も2040年度までに撤去され、日本橋の上から空を見上げることができるようになります」
こちらは、その完成予想CG。日本橋川の上を覆っていた高架が撤去され、圧迫感が大きく解消されます。
工事が完了すれば、77年ぶりに日本橋に青空が戻ることになります。
注目の記事
「“離脱して良かった”という声の方が多い」自公連立に“終止符”を打った会談の裏側と「高市総裁は総理になれるのか?」公明・斉藤代表に聞いた【news23】

敗者の脳は語る— マウス社会の「負けグセ」をつくるスイッチを発見! 脳から特定の部位を取り除くと…

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

特集戦後80年「総理所感」は何を伝えたのか 沖縄戦体験者「歴史直視を」

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線
