インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方で死者が出た銃撃事件をめぐり、両国の関係が急激に悪化しています。

インド政府が直轄領としているジャム・カシミール州パハルガムで22日、観光客らが武装集団に銃撃され、外国人を含む26人が死亡しました。

パキスタンを拠点とする武装勢力が犯行声明を出したと報じられ、インド政府は、パキスタン政府が“テロを支援している”として、国境の一部封鎖やパキスタン人へのビザ発給停止などを発表。

これに対し、パキスタン政府もインド人のビザを失効し、インドとの貿易を即時停止する報復措置を取るとしています。