激しい咳が続く「百日咳」が福岡県でも急増して過去最多のペースになっています。国や自治体は注意を呼びかけています。

福岡県によりますと4月20日までの1週間に百日咳の報告が102件ありました。

今年になってからの報告は累計で409件となり、これまで最も多かった2019年の同じ時期を上回っています。

百日咳は激しい咳が2週間から3週間続く感染症で乳児が感染すると重症化することがあります。

北九州市の武内市長も注意を呼びかけました。

北九州市 武内和久 市長
「強い危機感を持っています。特に気をつけていただきたいのはワクチンを打つ前の生後2か月以内の小さなお子さんです」

百日咳は全国的にも増えていて厚生労働省は、予防には生後2か月から受けられるワクチンの接種が有効だとしています。