台湾外交部は21日に亡くなったローマ教皇フランシスコの葬儀に、陳建仁元副総統を派遣すると発表しました。

台湾外交部によりますと、頼清徳総統は今月26日に行われるローマ教皇フランシスコの葬儀に、陳建仁元副総統を派遣するよう指示したということです。

陳元副総統はローマ教皇フランシスコにこれまで6回謁見していて、親しい関係にあったということです。

台湾とバチカンは外交関係を有していて、2005年の教皇ヨハネ・パウロ2世の葬儀には当時の総統、陳水扁氏が参列。2013年の教皇フランシスコの就任式には馬英九総統が出席していました。

台湾メディアによりますと、台湾外交部は当初、頼総統の参列を計画していたといいますが、教皇フランシスコが中国との関係改善に積極的だったことなどから、バチカン側が中国に配慮した可能性があります。