およそ440年前に豊臣秀吉が千利休らを招き茶会を開いたことにちなんで、茶道の裏千家が神前で茶をたてる「献茶式」が福岡市東区の筥崎宮で行われました。

23日午前、福岡市東区の筥崎宮で行われた献茶式には、裏千家の門下生などおよそ120人が参加しました。

式では、神職がおはらいをして祝詞をあげたあと、裏千家の次期家元、丹心斎 千宗史 若宗匠 (たんしんさい せんそうし わかそうしゅう)さんが濃茶、薄茶の順に茶をたてて神前に供えました。
献茶式は、1587年に豊臣秀吉が九州を平定した際、箱崎松原で千利休や博多の商人たちを招いて茶会を開いたことにちなみ毎年この時期に行われていて今年で56回目となります。