生後2か月の次男に重傷を負わせたとして傷害の罪に問われている福岡県警の元巡査長が初公判で、起訴内容を認めました。
次男は脳に重度の障害を負っています。

初公判が行われたのは嘉麻警察署の元巡査長の33歳の男です。
元巡査長は、2022年11月、嘉麻市の駐在所兼自宅で生後2か月の次男を抱きかかえて揺さぶったうえ、ベッドの上に落とし重傷を負わせたとして傷害の罪で在宅起訴されています。
次男は急性硬膜下血腫などで現在も意識が戻っていません。

22日の初公判で元巡査長は「次男の健康な一生を奪ってしまって本当にごめんなさい」と話し、起訴内容を認めました。
弁護側は「被告人は仕事と育児のストレスが溜まっていた、乳児への揺さぶりが重大な障害につながるとは思っていなかった」などと主張しました。
また元巡査長の妻が証人として出廷し、「夫が次男にしたことは許せないが子どものことを考えると、離婚をせずに関係を再構築した方がいいと思っている」と話しました。